燃やせないゴミを出し忘れたときの絶望たるや
私が住む地域では燃やせないゴミの収集は週一回である。よって、たった一回の機会を逃せば次の週までゴミを保管しなければならない。これが燃やせるゴミであったのなら週二回なのだ。同じ週にしっかりと救済措置が設けてあるというなんたる優遇っぷりである。忘れても数日で処分できると知っているから精神的負担が軽い。燃やせるゴミのメラメラと立ち上る燃える闘志を感じずにはいられないだろう。
翻って燃やせないゴミである。やはり燃やせないだけあって不完全燃焼な様子だ。他人にヤル気を強要するようなご時世ではないことは重々承知なのだが、やはり燃やせないゴミには今一歩頑張りを見せてほしい。燃やせないゴミ君だって本当はやれば出来る子なの皆知ってるよ!
本当に厄介なのは有害ゴミとか資源ゴミなどの新勢力の方だよ!
いつの間にか増えた新手の刺客達。人類は新たなステージに否応なく上げられてしまっていた。科学技術が幾ら発達しようと、人間自体の基本性能は大して変わらない。しかし新たな難題が次から次へと矢継ぎ早に放り込まれる。一つの戦いに勝利しても、また別の戦いが始まる。我々は常に戦場の只中にあるといっても過言ではない。戦いの中でしか生きられない哀しい生き物なのだ。